笑菱会 知る人ぞ知る

佐賀 夢咲落語会の席亭をしています。

第26回夢咲落語会 皆さんに支えられ、おかげさまで大盛況でした!

第26回夢咲落語会 プログラム

第26回夢咲落語会、小雨の中でしたが公式発表156名のお客さんにおいでいただきましておかげさまで大盛況でした。

 

座布団とめくり担当(らんず)‥心機一転、うららか亭らんずと改名し、遥かユカタン半島より取り寄せた浴衣を着て登場。明るいよく通る声で諸注意・場内アナウンス、それだけでファンを魅了せしめた。

 

両泥(万圓)‥待ってました!久方ぶりの若手ホープ登場。よく通る声で双子のパパとして立派に高座を務めました。オチはどっと笑いに包まれ、お客さんの笑い声でホッとしたのは本人だけでなく、周りの先輩たちも同様だったとか。次回もお楽しみに。

 

親の顔(さん酔)‥佐賀の顔が「親の顔」で久しぶりに高座へ上がる。これまでの滑稽噺、人情噺の路線とは異なり、元教員の経験をもとに教育現場のネタを落語にした新作でお客様のご機嫌をお伺い。独特の間でストーリーをダイナミックに展開、会場は終始笑いに包まれていた。さすが元会長!の声もアンケートに多数あった。

 

お菊の皿(牛○)‥ゆめタウンのモデルをまくらで振りながら牛○ワールドへ会場を誘う。幽霊のお菊さんのキャラクターを底抜けに明るく派手に演出、牛○ファンではない人もたまらない、安心して大笑いできる名人芸でした。60周年記念寄席では親、子、孫の三代での高座姿を披露だとか。お楽しみに。

 

酢豆腐(さい生)‥会長登場。玄人好みのさらりとしたテンポのよい江戸前の間と語り口!と思いきや、若旦那の演出はダイナミックでお客さんも大喜び。こんな食べ物どうやって食うの? 五感で味わうしぐさと顔の表情にまるで悲鳴のような笑い声が起きていた。さすが中トリ!と高評でした。

 

反対俥(一丁)‥今日の高座はいつもと違う。いつもの一丁ワールドを知る人はさぞかしビックリというくらいにダイナミックな落語でした! 時代考証はどこへやら、オチもひとつにとどまらず、実に大胆に、派手に、体力の限りを使っての熱演に会場は爆笑の渦が起きていた。新たな一丁ワールドの発見でした。

 

厩火事(三鶴)‥夫婦間の問題を面白おかしく、朗らにそして実に和みのあるホンワカとした笑いで会場を包み込んだ演技はさすが、本日のトリ! なんともかわいい女房を独特の間と表情で伝えきる、これは三鶴さんにしかできいないと周りを唸らせた。本人は「あーあ、稽古したのに」といつものようにぼやいていたが、あれだけの反応があれば十分でしょ!

 

アンケートでは、たくさんの叱咤激励有難うございました。我々の励みとなります。

今回、招待状をもらった本人がどうしても行けないので代わりに来ましたという方もいらっしゃいました、“無駄にはできない落語会”、そう思っていただけたのかなぁと皆で喜んでいました。

有難いことに常連のお客さんも多くなり、出前寄席の話もいただけるようになりました、嬉しい限りです!感謝、感謝。

 

次回は笑菱会60周年記念寄席となります。12月9日(土) 美術館ホールの予定です。