風30号が迫る中、本当にお客さんが来てくれるのだろうか、噺も仕上がっていないので中止しようかと心配しながらの開場でしたが、蓋を開けてみるといつも通りの常連さん達の顔、顔、顔に急にやる気が出てきました。公式発表112名の参加いただいた皆さま誠にありがとうございました。
らんずさんの諸注意と佐賀大学2年生神家一蝶(かんのや いっちょう)のめくりで開幕しました。
「花色木綿」(らんず)‥‥爽やかな口調で間抜けな泥棒さんと大家さんの軽妙でコミカルなやり取りが会場を沸かす。らんずさんファンにはこの心地よい声と口調がたまらないらしい。毎回出てほしいとお客さんからの声は絶えない。
「町内の若い衆」(万圓)‥‥1年ぶりの登場。万圓さんの演じる男まさりの太った女将さんをみて「私の女房を思い浮かべるようで実に楽しかった」と嬉しいコメントありました。メリハリの利いた口調でテンポよい噺となっていました。
「目黒のさんま」(助々)‥‥落語絵本にもあるポピュラーな噺、この時期の定番でもありますが、演ってみると実は難しいことがよくわかりました。今日のお客さんの積極的な笑いに助けられたとホッとしていました。
「夢の酒」(一丁)‥‥単なる夢の話のことで家族みんなが大騒ぎ。江戸の情緒と香りを会場に漂わせるキレのある口調と丁寧な仕草は見ている人をグッと惹きつけていたに違いない。完成度の高い噺を会場のお客さんは堪能していました。
「長短」(粋夢)‥‥気の長い人と気の短い人との掛け合いの妙。粋夢ワールド炸裂!独特の表情と間と仕草でお客さんの心を惹きつける。饅頭をじっくりとゆっくり食べる顔芸に会場からは笑いと拍手が同時に起きていました。誰も真似できません。
「幾代餅」(牛〇)‥‥皇族のまくらで身分の差を強調しながら噺の本題に入っていく工夫は見事でした。人情噺ではあるがほどよくサラッとテンポよく噺を運ぶ展開は会場のお客さんをビシッと惹きつけて後味の良い噺となっていました。
次回は1月30日(土)に場所は同じくメートプラザとなっております。
なお、一部の方においてメール送信ができない状況がありました、次回はハガキにて案内をさせていただきたいと思います。




